昨今のCOVID-19(新型コロナウィルス感染症)及び救急搬送の情勢について

平素より当HPをご覧いただきありがとうございます。

COVID-19ですが、5類感染症に指定され、あらゆる行動制限やマスク着用などが撤廃、緩和されており、社会の動きはここ数年と比べてみると活発的になってきたように思います。

感染者を認めた際の報告義務も無くなり、実際の感染者数は不透明ではございますが、明らかに最近は感染者が増えている印象がございます。

それに伴うものかも不明ですが、救急車の出動数が最近は明らかに多く、当方としても救急要請をすることはあるのですが、救急車、及び隊員もまるで足りていないようで要請をしてから1~2時間ほど経ってからようやくその場所に到着するというようなケースが何度かございました。

通常ですと、要請してから15分~30分で到着していたものに対し、明らかに遅くなっております。区内の救急車も全て出払っていて、明らかに離れた場所から来て下さる、といったケースもございました。

また、急に何らかの理由でご入院が必要となった患者様においても、当方から地域の医療機関様にお問い合わせをするのですが、かなり救急などの患者様の数が多いようでベッドが満床、調整不可であり受け入れが出来ない、とあらゆる機関様に同じ理由でお断りされてしまうことも多々ございます。

ベッド調整に関しても、フルで回転させなければ病院様もあらゆる患者様の受け入れが厳しくなっているようで、急性期症状が終了するとすぐ数日でご帰宅の流れとなり、ご家族の介護の負担が著明に増す、などといった事柄もございます。

そのように、ご入院先を探すだけでもかなり時間を要してしまう上、救急車も到着できず、といった状態ですので、ご理解、ご協力を求めております。

引き続き当方もマスク着用を必須にしており、状況によりPPE(個人防護具)など装備し相互の感染予防を徹底しております。

どれだけ注意をしていても、感染症である関係上防げないこともあるかと思われますが、この情勢だからこそ、いっそう注意をはらって参ります。

診療同行員 大堀